新大関・大の里が琴桜に敗れ2ケタ勝利消える 年間最多勝争いでも逆転許し「相手が一枚も二枚も上手だった」
◆大相撲 ▽九州場所14日目(23日・福岡国際センター)
新大関・大の里(二所ノ関)が大関対決に敗れて6敗目を喫した。大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に真っすぐ当たり、得意の右を差したが攻めきれなかった。左上手を許し、上手投げで敗れた。「相手が一枚も二枚も上手だった」とがっくり。新大関場所で2ケタ勝利もなくなり、「もう一丁ある。来年につなげる」と前を向いた。
勝てば年間最多勝が決まる一戦。場所前は琴桜に4差でリードしていたが、直接対決で逆転を許した。千秋楽で関脇・霧島(音羽山)に勝ち、琴桜が大関・豊昇龍(立浪)に敗れれば琴桜と並び年間最多勝となる。だが「ないですね。また来年ですよ」と意識せず。幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「大の里は辛かったと思う。今場所は勉強の場所だよ」と思いやった。
11/23 20:15
スポーツ報知