孫弟子・北勝富士が北の富士さんに感謝 「心にぽっかり穴が空いたよう。新弟子の頃からお世話になった」
◆大相撲 ▽九州場所12日目(21日・福岡国際センター)
東前頭12枚目・北勝富士(八角)が、20日に死去が明らかになった第52代横綱で、人気解説者でもあった北の富士勝昭さんにささげる白星を挙げた。
北の富士さんは北勝富士の師匠の八角理事長(元横綱・北勝海)の師匠で、北勝富士は孫弟子の関係にあたる。「本当に新弟子の頃からお世話になった。北勝富士の『富士』は北の富士さんからもらっていると思っている。気持ちも落ち込んだし、寿命は絶対にあるものだと思うが、心にぽっかり穴が空いたよう。場所中に悲しんでいたら『何を考えているんだ』と、北の富士さんに言われると思う。星を重ねて勝ち越しを目指したい」と語った。
今年北の富士さんが退院した際には、リハビリで部屋に来訪し顔を合わせたという。「これからまた解説してくれるのかと楽しみにしていた。強い人なので復活してくれる思っていたけど…」。また先場所勝ち越し際には電話で報告。「頑張ったな」と声を掛けられたが、それが最後の会話となった。
最後に天国へ向けて「部屋の近くにも住んでいて、見守ってもらったので、これからも相撲界をしっかり見守ってもらいたいなと思う」と思いを口にした。
11/21 20:09
スポーツ報知