十両・嘉陽が5勝目 部屋宿舎にはクルーズ船のシェフが帯同「料理のレベルが違う。たぶん体重が増えている」

嘉陽(右)が寄り切りで島津海を下す(カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲 ▽九州場所11日目(20日・福岡国際センター)

 西十両3枚目・嘉陽(中村)が連敗を5で止めて、5勝目を挙げた。立ち合いからのもろ差しで、東十両5枚目・島津海(放駒)を一気に寄り切り。「いい相撲が取れてよかった」と振り返った。

 先場所は11勝を挙げ、今場所の序盤戦も4勝1敗の好スタートを切ったが、まさかの5連敗。師匠の中村親方(元関脇・嘉風)からは「一番一番積み重ねだ」と助言を受け、「引きずることはなかった」という。

 今場所は佐賀・鳥栖市の宿舎にクルーズ船のシェフが帯同。毎日特製の料理がふるまわれているという。この日は特製のカツとグラタンを食べてから場所入り。「料理のレベルが違う。ハンバーグも煮込んでくれたりして、たぶん体重が増えていると思う」と、特製料理を力に勝ち越しを目指す。

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