春場所を制した幕内・尊富士が「ヒヤッと」するも2敗を守る 連続出場単独9位の宝富士を「尊敬している」

尊富士が佐田の海をはたき込みで破る(カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲九州場所9日目(18日・福岡国際センター)

 春場所を制した幕内・尊富士(伊勢ケ浜)が4連勝で2敗を守った。幕内・佐田の海(境川)に当たりを止められたが、下がりながら土俵際ではたき込んだ。「ヒヤッとした。15日間あるんでそういう日もある。圧力をかけていたからこういう結果になった」と振り返った。

 この日で兄弟子の幕内・宝富士が通算連続出場1317回となり、豊ノ海を抜いて単独史上9位となった。宝富士が2敗を守るところを見届けると、「稽古では腰が重くて、めちゃめちゃ元気。幕内は気持ちを作るだけでも難しいのに何年もいる。尊敬してます」と頭を下げた。同じ青森出身の大先輩とともに千秋楽まで土俵を盛り上げる。

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