JR東静岡駅北側の多目的アリーナ整備へ静岡市が説明会…難波喬司市長「次世代のアリーナが必要」

アリーナ建設の市民説明会で質疑応答する静岡市の難波市長(左)

 静岡市はこのほど、JR東静岡駅北側の市有地で整備を目指す多目的アリーナについて、同市内で約300人の市民に説明会を行った。難波喬司市長(68)は、若者世代の流出を食い止めるための「投資」という表現を使いながら「次世代のアリーナが必要」と訴えた。

 市では10月25日に概算整備費300億円、2030年開業目標、座席8000席以上などの基本計画案を発表。今回は、約600億円をかけて北海道北広島市に作られたプロ野球・日本ハムの本拠地「エスコンフィールド」の成功事例に学ぶとして、建設の中心的存在だった同球団の前沢賢氏が講演。その後、静岡市の担当者が、全国20の政令都市で人口が最小になった現状や計画案を説明した。

 今月29日まで一般市民から意見を求める期間を設けているが、周辺の渋滞問題などについて質疑応答もした難波市長は「対面して、思い、根拠を自分の声で伝えることは大事。いい機会をもらいました」と話した。

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