関脇・霧島が2勝目 すでに5敗も来場所の大関取りの足がかりへ「2ケタ勝つチャンスはまだある」

霧島(左)は寄り切りで正代を下した(カメラ・池内 雅彦)

◆大相撲 ▽九州場所7日目(16日・福岡国際センター)

 関脇・霧島(音羽山)が、小結・正代(時津風)を下して2勝目を挙げた。立ち合いの力強い突きで相手の上体を起こすと、右前まわし、左下手の盤石の形で寄り切った。「思い切って前に出る気持ちだった。いい相撲で勝てた」と振り返った。

 大関から関脇に落ちた名古屋場所は8勝、秋場所は12勝。今場所13勝以上を挙げれば、大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」に数字上は届いたが、すでに5敗と今場所の昇進の可能性はついえている。来場所以降の昇進の足固めをするためにも、これ以上は負けられないが、「2ケタ勝つチャンスはまだあるので、しっかり一日一番考えてやっていく」と前を向いた。

 6日目の取組後に気にする仕草を見せていた左足首については「昨日は痛みがあったが、朝には痛みがひいた。相撲に影響はない」と説明した。

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