春場所Vの尊富士が全勝だった阿武剋に圧勝 元貴景勝のNHK解説に「気合が入った」

尊富士(右)は阿武剋を寄り切りで敗る(カメラ・池内 雅彦)

◆大相撲九州場所7日目(16日・福岡国際センター)

 幕内・尊富士(伊勢ケ浜)が全勝だった幕内・阿武剋(阿武松)を寄り切った。立ち合いで受け止めると、前進、左を差して寄りきった。圧倒し、2敗を守り「流れがよかった。でもまだまだ顔が上がっている」と反省も忘れなかった。好調な相手だったが「意識しない。自分の相撲を取るだけ」と振り返った。

 この日は湊川親方(元大関・貴景勝)がNHKの初解説を務めた。「憧れだった大関。(湊川親方が)解説していたので気合が入った」と明かした。兄弟子の横綱・照ノ富士からは「山ほどのアドバイスをもらっている」という。春場所を新入幕で110年ぶりに制した男がさらに白星を重ねる。

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