【京都10R・近江特別】笠松の渡辺竜也騎手がJRA初勝利「池添さんに朝ご飯をおごってもらったおかげ」

渡辺竜也騎手騎乗のメイプルタピットが快勝(カメラ・高橋 由二

  11月16日の京都10R・近江特別(3歳上2勝クラス、ダート1900メートル=16頭立て)で渡辺竜也騎手(24)=笠松・笹野博司厩舎=がメイプルタピット(牡3歳、美浦・南田美知雄厩舎、父ラニ)で制し、JRA通算8戦目で初勝利をマークした。「すべては、池添さんに朝ご飯をおごってもらったおかげです」と感謝した。勝ち時計は1分58秒9(良)。

 行き脚がつかず道中は中団後方から。徐々にポジションを上げ、直線で外に持ち出しパートナーを鼓舞。「手応えがすごく良くて、もしかしたらと思いました」と、力強い末脚を引き出し、先頭でゴールを駆け抜けた。

 10月23日に自身が昨年打ち立てた年間最多勝利記録を更新する笠松競馬184勝目をマークした若き名手。地方通算979勝で、今年は全国6位の219勝。連対率は地方リーディングのベスト100で唯一の50%超え、驚異の55・8%を誇る。「すごく大きい競馬場で、多い頭数で緊張しましたが、勝ててうれしいです」と笑顔がこぼれた。「この経験は笠松でも生きると思う。ファンのみなさんも笠松にぜひ、来て下さい」と地元をPRすることも忘れなかった。

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