上村調教師に過怠金50万円 調教師記章を偽造したため

上村洋行調教師

 JRAは11月9日、上村洋行調教師=栗東=に過怠金50万円を課したことを発表した。最近では2023年8月19日の新潟競馬で、出走予定馬が当日のレース前に別の馬であることが分かり、競走除外になった森秀行調教師の例があった。

 今回の制裁は調教師記章を偽造したため。10月26日に東京競馬場にて調教師記章の拾得物があり、刻印されていた管理番号から上村師のものであると判明。一方、上村調教師は別の記章を着用していたことから、本人に確認したところ、本物の紛失防止のため、業者に依頼して偽造品を作成し、それを使用していたと認めた。

 JRAは、上村調教師の行為は立入禁止区域への不正な侵入を目的としたものではないものの、ルールを順守するべき調教師としての注意義務を著しく欠くものであるとして、日本中央競馬会施行規程第147条第19号に該当すると判断し、過怠金50万円を課した。

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