「三冠新王者」スミスJr「世界最強タッグ」初制覇に決意「父、ダイナマイト・キッド、ジョニー・スミスができなかった優勝を達成」…11・9後楽園開幕

宮原健斗(左端)とデイビーボーイ・スミスJr.(左から2人目)

 全日本プロレスは8日、都内で「世界最強タッグ決定リーグ戦 2024」の開幕戦(9日、後楽園ホール)前日会見を開催した。

 過去、4大会で優勝し今年は、三冠ヘビー級新王者のデイビーボーイ・スミスJr.とタッグで出場する宮原健斗は「まさにスペシャルなタッグチームを結成します。こんなに華のあるタッグチームも日本に存在しない」と胸を張り、9日の開幕戦で対戦する諏訪魔、鈴木秀樹へ「俺たちが圧倒的存在で後楽園ホールを勝利で締めくくる」と完勝を予告した。

 スミスは「我々がベストのチーム。海外のベスト、日本のベストが組んで優勝したい」と掲げ「馬場、ハンセン、天龍…いろんなタッグチームがあった。宮原&スミスが歴史に残るようにする」とし「父のデイビーボーイ・スミス、そしてダイナマイト・キッド、ジョニー・スミス。彼らができなかった優勝を成し遂げたい」とかみしめた。

 開幕戦で対戦する諏訪魔と鈴木は、ユニット「バカの時代」を離脱し2013年に諏訪魔が結成した「エボリューション」の復活を発表。これに宮原は「明日に向けて楽しみが増えました。エボリューションに思い入れのある人もいるファンは楽しみも増えたんじゃないですか」と余裕の表情で受け止めていた。

 年末恒例となる伝統のタッグ祭典。今年は、全14チームが出場しAブロック、Bブロックのそれぞれ7チームに分かれリーグ戦を行い、各ブロックの1位、2位チームが12月8日後楽園大会で優勝チーム決定トーナメント戦を行う。

 出場チームは以下の通り。

 ▼Aブロック

斉藤ジュン&斉藤レイ

MUSASHI&吉岡世起

ライジング HAYATO&安齊勇馬

芦野祥太郎&田村男児

大森北斗&羆嵐

関本大介真霜拳號

大石真翔&マイク・D・ベッキオ

 ▼Bブロック

宮原健斗デイビーボーイ・スミス Jr.

本田竜輝&綾部蓮

諏訪魔鈴木秀樹

青柳優馬&阿部史典

佐藤光留&宮本裕向

サイラス&ハートリー・ジャクソン

黒潮 TOKYO ジャパン&立花誠吾

 公式戦の試合形式は全て、PWFルールによる30分1本勝負。優勝チーム決定トーナメント戦は時間無制限1本勝負で行う。

 得点は勝ち=2点、負け=0点、時間切れ引分け=1点、両軍反則・両軍リングアウト・無効試合=0点。各ブロック内に同点チームがいる場合は、リーグ戦の直接対決の勝敗で順位を決定する。

 12・8後楽園での優勝チーム決定トーナメントは、Aブロック1位とBブロック2位、Aブロック2位とBブロック1位が対戦。それぞれの勝者が優勝決定戦を時間無制限1本勝負で行う。

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