壷井達也「今日以上のガッツポーズで終われるように」SP85・02点の自己新 9日フリーで表彰台目指す

ショートプログラムの演技をする壷井達也(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 第1日(8日、東京・国立代々木競技場)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、2年連続出場の壷井達也(シスメックス)が85・02点で自己新をマークした。

 冒頭に4回転サルコー、続けてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転のルッツ―トウループの連続ジャンプを着氷。フィニッシュを終えると、こん身のガッツポーズで喜びを表現。昨年大会はSP12位と沈み、悔しい思いから一年。リベンジとして挑んだ今回は自己ベストを5・87点も更新してみせた。 「始まる前に去年SPでボロボロになってしまった記憶がずっと頭の中にこびりついていて、そこに何としても打ち勝たないといけないっていう強い気持ちでスタートのポーズに立った。そこからは、自分の練習を信じ、体が思う動くままに演じ切った」と胸を張った。

 9日のフリーでは初のGP表彰台を目指す。「フリーはまた、別の試合が新たに始まると思って、ここで絶対気を抜かずに表彰台を目指して頑張っていきたい。今日以上のガッツポーズで終われるように」と、さらに気持ちを高めた。

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