箱根駅伝5区リベンジへ 全日本逆転V立役者の国学院大・上原琉翔「3位以内で」 前回苦戦17位も成長手応え

8区、国学院大の上原琉翔は青学大の塩出翔太(後方)を引き離す(代表撮影)

 陽光が降り注ぐ伊勢神宮への道を、沖縄県出身の国学院大・上原が力強く走った。青学大の塩出を逆転し、駒大の山川の逆転を許さなかった。

 「山川君がとてつもない速さで追いかけてきた。ゴールするまで集中して走りました」。国学院大の伊勢路初制覇のゴールテープを切る大役を果たした上原は、ホッとした表情で話した。

 出雲5区で沖縄県出身選手としては学生3大駅伝初の区間賞を獲得。この日は区間9位。安全策を取ったためだったが「それにしても順位がダメです。力不足です」と謙虚に話した。

 前回の箱根は山上りの5区を走り、区間17位と苦戦した。3冠のためには上原がキーマンになる。「5区を任されたら区間3位以内で走りたい。駒大と青学大は5区が強いので差をつけられないようにします」と表情を引き締めて話した。伊勢路に続き、芦ノ湖でも優勝のゴールテープを切るために天下の険に挑む。(竹内 達朗)

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