王者・帝京大、4季ぶりに黒星 早大に17―48で完敗「すべてにおいて、早稲田さんが上回った結果」

早大戦後、会見を行った帝京大の青木惠斗主将(左)と相馬朋和監督(カメラ・大谷 翔太)

◆ラグビー▽関東大学対抗戦 早大―帝京大(3日、秩父宮ラグビー場)

 大学選手権3連覇の帝京大は、早大に17―48で敗れて今季初黒星。対抗戦でも4連覇を目指すチームは4年ぶりに敗れ、相馬朋和監督は「すべてにおいて早稲田さんが上回った結果、こういうゲームになった。学生に勝たせてあげる準備ができなかったことを、反省しています」と、唇をかんだ。

 キックオフから自陣でボールを前に落とすミスがあった帝京大。前半13分、早大のWTB田中健想(1年)に先制トライを奪われると、3連続トライを許した。「今日は、早稲田の前に出るディフェンス、接点の強さで受けてしまった」とフランカーの青木惠斗主将。自身は前半27分にラインアウトから、35分にも連続攻撃から連続トライで反撃したが、後半もペースを握ることができなかった。

 スクラムで優位に立たれ、要所でミスも多発。相馬監督は「スコアを取り切るところ、そこにつきる」と修正点を語った。勝たせる準備の面については「練習の中でも同じようなミスが多くて、そこへのアプローチが十分であったのか。彼らが自信を持って試合に臨めるような準備をさせてあげられなかった」と反省。対抗戦は4勝1敗とし、次戦は全勝の明大戦(17日、秩父宮)に臨む。青木主将は「チームとしてもっと厳しく、スコア仕切るまで仕上げていきたい」と、気持ちを切り替えた。

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