2年前、11人に抜かれた青学大の白石光星が首位を死守 全日本大学駅伝6区

青学大6区の白石光星(右)

◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 6区(12・8キロ)終了時点で青学大が首位。2区の鶴川正也(4年)の快走で首位に立ち、6区の白石光星(4年)も2位の国学院大・山本歩夢(4年)に猛追されながらも首位を辛うじて守った。

 白石は2年時の全日本大学駅伝2区で区間16位と苦戦し、11人に抜かれた。その後、3大駅伝出場の出番はなかったが、腐ることなく地道な努力を続けた。原晋監督(57)も「チームで一番、練習している」と評価する。2年ぶりのリベンジを期した伊勢路では終盤、苦しんだが、4秒差で首位を死守。今年の箱根駅伝3区(21・4キロ)で日本人歴代最高の59分47秒で区間賞を獲得し、優勝に貢献した太田蒼生(4年)にトップでタスキを渡した。

 今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)で優勝した国学院大は、さすがの強さを発揮。山本歩夢が、2022年に中大の吉居大和(現トヨタ自動車)がマークした37分1秒の区間記録を14秒更新した。盟友のエース平林清澄(4年)に逆転を託した。

 2分2秒差の3位は創価大。

 5連覇がかかる駒大は2分47秒差の5位で、エースの篠原倖太朗(4年)にタスキをつないだ。

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