元横綱・武蔵丸と元朝青龍のおいが新弟子検査を受検 朝青龍のおいは中学野球で全国3位も 叔父の誘いで相撲に転身
大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)新弟子検査が1日、福岡市内で行われ、受検した元横綱・朝青龍のおいのセルジブデー・ルブサンゴンボ(錣山)、武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)のおいのアイルア・ダニエル(武蔵川)ら9人全員が、身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格が発表される。
ルブサンゴンボの父は、日本で活躍した元プロレスラーのブルー・ウルフさんで、大関・豊昇龍(立浪)は、いとこにあたる。中学進学と同時に来日し、明徳義塾中野球部に所属。全国3位にも輝いた。中学3年次に叔父の元朝青龍から「相撲やってみないか」と声を掛けられ、自身も相撲に興味があったことから転身を決意。高校からは明徳義塾高相撲部に所属し、競技歴わずか1年あまりでインターハイ100キロ級ベスト16の実績を残した。
「できれば早く(角界に)入りたかった」と、高校2年次からは休学し、昨年8月に錣山部屋へ。1年あまりの準備期間を経ての入門となった。新弟子検査を終え「ずっと部屋にいて、やっと1年間かけて入門できるので、すごくうれしい」と笑顔で語った。角界入りを元朝青龍に伝えると「(錣山部屋は)いい部屋だ。頑張れ」とエールをもらったという。「とにかく関取に上がりたい。一生懸命頑張って、家族に恩返ししたい」と、力強く目標を語った。(大西 健太)
11/01 17:52
スポーツ報知