石川遼「ちょっと今焦っている」続く懸命の調整 プロアマ戦では松坂大輔さんと交流

ホールアウトでがっちりと握手を交わした石川遼(左)と松坂大輔さん(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ プロアマ戦(23日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 昨年大会で日本勢最上位の4位だった石川遼(カシオ)は、プロ野球西武や大リーグのレッドソックスなどで活躍した松坂大輔さんとプロアマ戦を回った。「超一流の方の感覚の部分の話は、聞いていてすごい楽しかった。ピッチングとゴルフのフォームは似ている。どういう感覚で投げているのか聞くことができて楽しかった」と振り返った。

 午前7時にアウトからスタート。松坂さんは、朝イチからかっ飛ばした。第1打で他のアマチュアを100ヤード近く置き去りに。石川は右ラフからピン右奥5メートルに運び、沈めてバーディー発進を決めるなど、早朝から明るい雰囲気に包まれた18ホール。「右の手首だったり指先の感覚っていうのはゴルフでも非常に大事。松坂さんはパワーだけじゃなくて繊細さも兼ね備えたゴルフをする方なんで、すごいなと思う。右手の使い方っていうところは、すごい次元が違うところにある」とうなった。

 2週前の国内メジャー日本オープンは8位だった。「ゴルフ的にはなかなかよかったし、すごくいい経験を積めたと思うけど、同時に悪くなっていった部分がスイングであった。それを先週修正しながらって感じだったけど、なかなか良くならない。まずはそこから」と慎重な姿勢を崩さない。

 前日の22日も、練習場で遅くまで球を打ち込む姿があった。「とにかくちょっと今焦っている。早く調整をしなきゃなっていう感覚。目標としては、日曜日にかけて、今日よりも良くなっていくこと。スコアが良くなっていくことではなく、自分の中で良くなっていくことっていうのが目標」。内容と向き合いながら、最善の一打を尽くしていく。

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