【天皇賞・秋】ダノンベルーガは三度目の正直へ 堀調教師「今回は右後肢にフレッシュ感。心身もまとまっている」

ダノンベルーガ

◆第170回天皇賞・秋・G1(10月27日、東京競馬場・芝2000メートル)

 一昨年3着、昨年4着のダノンベルーガ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎、父ハーツクライ)が三度目の正直で初G1取りを狙う。前走のドバイ・ターフ3着から7か月ぶりの実戦となる今回は、1週前の17日にブリンカーを装着した。だが、最後の直線では終始手綱が動き動きにも重苦しさがあった。堀調教師は「自分から行く感じはなくて促していました。息も荒くて、仕上がりが遅れている印象です。このひと追いで変わってくれればいいのですが、良化度はスローなので…」と不安が残る内容となった。

 これまで右後肢の状態が思わしくない点が出世を妨げてきた。トレーナーは「引き続きウィークポイントをケアしつつの調整ですが、ノーザンファームしがらきでしっかり取り組んでもらいましたし、今回は右トモ(後肢)にフレッシュ感があって、悪い時と比べるといい状態です。心身もまとまっています」と状態面は上々。ここまで強敵を相手に重ねた経験を生かし、現役上位のポテンシャルを発揮できれば、十分に初タイトルが期待できるはずだ。

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