東海大は昨年チームトップの鈴木天智がメンバー外 9時35分号砲の箱根駅伝予選会

スタート前の陸上自衛隊立川駐屯地(カメラ・竜田 卓)

◆報知新聞社後援 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(19日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 43校が参加し、各校で登録14人以内から選出された12人以内がハーフマラソン(21・0975キロ)を一斉スタート。上位10人のハーフマラソンの合計タイムで競い、上位10校が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)の出場権を獲得する。

 午前9時35分のスタートを前に、主催の関東学生陸上競技連盟は各校12人以内の出走選手を発表した。

 前回の本戦では11位の次点でシード権(10位以内)を逃した東海大は、昨年の予選会で個人37位でチームトップだった鈴木天智(3年)と今季好調だった五十嵐喬信(4年)が外れる苦しい布陣となった。

 留学生は登録が2人以内で出走が1人以内。東京国際大はアモス・アモス・ベット(2年)が欠場で、1万メートル27分6秒88、ハーフマラソン59分32秒と2種目の日本学生記録を持つリチャード・エティーリ(2年)が出場する。昨年、8キロ付近で転倒し、チームは3秒差で敗れた雪辱を期す。

 山梨学院大は昨年の予選会で個人3位だったジェームス・ムトゥク(3年)と今年の関東学生対校選手権1部ハーフマラソン優勝のブライアン・キピエゴ(2年)の強力コンビのうち、キピエゴが出走する。

 午前9時35分スタートの1時間前に、すでに気温は26度を突破し「夏日」(気温25度以上)になった。レース中に「真夏日」(気温30度以上)になる可能性もある。選手は大粒の汗を流しながらウォーミングアップ。その姿を見ながら、各校の監督たちは「最初の5キロは15分15秒でもいい。それでも速いかもしれない」とレースプランを熟慮していた。

 今回の予選会では77年連続77回目の出場を目指す日体大、前回の本戦では11位の次点でシード権(10位以内)を逃した東海大、前回の本戦で上位候補に挙げられながらシード権を逃した中大、順大なども参戦。暑さの中「熱い」戦いとなる。

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