中谷潤人が強すぎる!“バンタム継続宣言”も国内で相手探し難航 米国でV3戦も

ポーズをとる2度目の王座防衛を果たした中谷

 14日のメインイベントで、V2防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=は、改めて統一戦に言及した。76勝でダウン経験のない同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)を2度倒し、6回TKOで2敗目をつけさせた圧勝劇。「統一戦が目標。期待してもらえるようなパフォーマンスをしたかったので、いい形で終えて良かった」と笑顔を見せた。前夜は祝福メッセージへの返信などで一睡もしなかった。

 バンタム級は現在、主要4団体の世界王者全てが日本人。WBAは堤聖也(角海老宝石)に変わったばかりでタイミングが難しい。そうなると防衛戦だが、中谷のあまりの強さに対戦相手探しも難航している。「今回も全員に断られている。潤人は完璧だよ」と中谷をプロモートする帝拳ジムの本田明彦会長。日本で対戦相手が見つからなければ「米国に行かせる可能性もある」と明かした。

 今回はバンタム級で3戦目。「若干減量がきつくはなりつつあるが、節制していけば大丈夫。目標に向け、バンタム級でやりたいことをやっていきたい」と中谷。スーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦、パウンド・フォー・パウンド(全階級での最強ランキング)1位という夢に向け、階級最強を示すことを追求していく。(谷口 隆俊)

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