那須川天心が試合前に異例のマス・スパーリング&リングポストに立ってガッツポーズ

那須川天心

◆プロボクシングWBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦 同級1位・那須川天心―同級2位・ジェルウィン・アシロ(14日、東京・有明アリーナ)

 WBOアジアパシフィック・バンタム級1位の那須川天心(帝拳)が試合前から気合十分の姿を見せた。第1試合が始まる前の午後4時前にリングイン。側転やでんぐりがえしなどのウォーミングアップに加え、粟生隆寛トレーナーと実際に拳は当てないマス・スパーリング。この日、WBOアジアパシフィック・バンタム級王座を懸けて戦うジェルウィン・アシロ(フィリピン)を意識しながら、元世界2階級制覇王者を”圧倒”した。

 約15分の練習後には正座で手を合わせた。そして、4隅のコーナーポストに1つずつ上り、両拳を突き上げてガッツポーズ。勝利の予行演習?に周囲にいたファンたちは大喜びだった。試合前の異例ともいえる練習にパフォーマンスと試合前から”天心流”だ。

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