世界奪取の岩田翔吉、リング上で矢吹正道に挑戦状「因縁のある相手。ライトフライ級に残って」

3回TKO勝利で初の世界王者となった岩田翔吉は、歓喜の表情で引き揚げる (カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング ▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定12回戦 同級1位・岩田翔吉―同級2位・ハイロ・ノリエガ(13日、東京・有明アリーナ)

 WBO世界ライトフライ級1位の岩田翔吉(帝拳)が同級2位のハイロ・ノリエガ(スペイン)を3回TKOで破り、世界王座に就いた。右アッパーで先制ダウンを奪取し、一気にたたみかけて最後は左フックで勝負を決めた。22年11月1日にも同タイトル獲得に挑み、王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0―3の判定負けを喫してから712日。ついに悲願をかなえた。

 岩田はリング上の勝利インタビューで「戦いたい相手がいる」と、前日にプロボクシングIBF世界ライトフライ級の新王者となり、2年7か月ぶりに世界王座へ返り咲いた矢吹正道(LUSH緑)に挑戦状をたたきつけた。「ライトフライ級に残ってもらって、因縁のある相手なので試合をしたいと思います」とラブコールを送った。

 会見で真意を問われると、未対戦だが「(21年頃)日本タイトルの時に自分が逃げたみたいな。(矢吹が)SNSで結構言ってたことがあった」と説明。「全く対戦の話とか耳に入っていなかったけど、っていうのと、やっぱり本当にライトフライ級で盛り上がるカード、矢吹選手と自分の試合がファンのみなさんが見たい試合なのかなと」と話した。

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