GHCナショナル王者・征矢学、初防衛戦のワグナーJr.へ鼓膜破壊寸前の絶叫「俺のパッションを!!」…10・14後楽園

ワグナーJr.(右)の耳元で絶叫する征矢学

 プロレスリング・ノアは14日の後楽園ホール大会でGHC三大タイトルマッチを開催する。

 大会は、小中学生入場無料。さらに2000円の高校生シートを設定した。GHCナショナル選手権では王者・征矢学がイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.と初防衛戦を行う。

 9・14後楽園で佐々木憂流迦を破りベルトを初奪取した征矢とワグナーJr.は8日に都内で調印式に出席。過去に同王座を6度防衛したワグナーJr.は「今回のタイトルマッチでは俺の強さをしっかりと見せつける。征矢の情熱はしっかりと俺にも伝わっている。だけど、俺にはもっと強い愛情がこのベルト、そしてプロレス、ルチャリブレにある」と奪還を宣言した。

 対する王者は自らワグナーJr.を指名して実現した初防衛戦に「歴代王者の中で最もそのベルトの価値を上げた男、それがワグナー。強いワグナーと戦いたいと思いましたが!」と切り出すといきなり立ち上がって「ただ、もうそんなんどうでもいい。俺はワグナーをぶっ潰すぞ!!そうしねえと、俺の気が収まんねえんだよ。いいか、俺のありったけの情熱を!ぶち込んでやるよ。大切なことだから、もう一度言うぞ」と絶叫し、ワグナーの耳元で「俺のパッション!俺のパッション!俺のパッションを!お前に!お前にぶつけてやるから覚悟しとけ!!」と覆面がなければ、鼓膜が破れたと思えるほどの大声でほえまくった。

 耳元で叫ばれたことにワグナーJr.は「すごく耳が痛いんですけど、自分はいたって冷静です。自分はプロですから。逆に征矢選手には頑張ってくださいとエールを送りたいと思います。ここで彼と戦うことはできません」と落ち着いて返したが征矢は「ワグナー! 俺がお前を俺のパッションで!パッションで!パッションで!パッションで!お前を倒してやるから。いいか、パッションで!パッションで!パッションで!お前を倒してやるよ」と再び耳元で絶叫。これに挑戦者は、さすがに立ち上がり「そのパッションを見せてみろよ」と挑発するとあきれ果てたのか退席した。

 一人残された征矢は「なんであいつ帰ったんだ?まだ終わってねえだろ?」と情熱のはけ口を探していた。

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