明大は本戦出場に自信　山本豪監督「下馬評は低いですけど、通ります」箱根駅伝予選会まで２週間

　第１０１回箱根駅伝予選会（１０月１９日、東京・立川市）の試走会が６日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地と国営昭和記念公園で行われ、前回の本戦１１位の東海大、同１３位の中大などシード権（１０位以内）を逃したチームがコースを入念にチェックした。

　前回２０位に終わった明大は４年連続の予選会。山本豪（たけし）監督（５１）は「下馬評は低いですけど、（予選会は）通ります。昨年以上の練習が出来ています」と本戦出場に自信を見せた。

　第１回大会（１９２０年）に出場した４校のうちの１校で「箱根オリジナル４」と呼ばれる伝統校。第２回大会で優勝するなど過去に７度の優勝を誇るが、最後の優勝は１９４９年までさかのぼる。最近の４大会は２０位、１２位、１４位、１１位で４年連続でシード権（１０位）を逃している。「今年（の予選会）は楽には行かないと思っていましたけど、夏から状態は上向きです」と山本監督は順調な仕上がりを強調。「順位よりタイム。目標は１０人平均で６３分３０秒（昨年の３位通過相当）。６３分３０秒なら落ちることはないでしょう」と冷静に戦況を分析。勝負はあくまで５年ぶりのシード権奪回を目指す本戦に見据えている。

　箱根駅伝予選会はハーフマラソン（２１・０９７５キロ）を全選手が一斉スタートし、上位１０人の合計タイムで争う。上位１０校が本戦の出場権を獲得できる。予選会まで、あと２週間を切り、箱根路に続く大勝負は刻一刻と迫っている。前回の本戦で優勝した青学大を始め、上位１０校はシード校。

　◇箱根駅伝予選会応援に関するお願い　主催の関東学生陸上競技連盟は、選手や観客の安全確保のため、関係者以外の一般観客やファンは、スタートから約８キロまでの自衛隊立川駐屯地内では観戦できず、沿道と国営昭和記念公園内で観戦や応援をするように呼びかけている。