B2福島ファイヤーボンズ B1昇格へ向け林翔太郎主将「常に一歩前進できるチームをつくる」

主将としてチームを引っ張る福島・林

 B1、B2リーグの2024―25シーズンは3日に開幕し、東北勢は5日に開幕戦を迎える。ホームで愛媛と戦うB2福島ファイヤーボンズはSF林翔太郎主将(29)がチームを引っ張り、B1昇格を狙う。

 B2福島のSF林は主将として覚悟を持って挑む。B1茨城から移籍してきた昨季は、シーズン序盤の10月に右足関節開放性脱臼で離脱。今年1月に復帰も33試合出場、平均出場時間は19分19秒で平均2・9点に終わった。「人一倍懸ける思いがある」と自らの悔しさを晴らすだけでなく、今季は主将にも任命された。責任感が強いあまり「みんなからの期待もあり、初めての役割でチームのことを気にしすぎた」と不調も経験。それでも9月の東北カップのB2山形戦では、3点シュート7本を含む27得点と爆発し「シーズンでもどんどん挑戦して、自信を持ってプレーしたい」と吹っ切れるきっかけとなった。

 今季は全員が連動してチームでシュートを生み出す「フローオフェンス」で勝利を目指す。目指すはB1昇格。B1ライセンスを持つ福島は、年間最終順位4位以内かつ、ライセンスを持つチームの中で上位2チームとなれば昇格できる。まずはプレーオフ進出を目指し「常に一歩前進できるチームをつくる」と先頭に立って昇格への道をつくり上げる。

(秋元 萌佳)

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