レスリング・東京五輪銅の屋比久翔平、初参戦のブンデスリーガへ出発 後輩・日下尚のパリ金に発奮「また頑張れる」

ドイツに向けて出発した日下尚(右)、屋比久翔平

 レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で21年東京五輪銅メダルの屋比久翔平(ALSOK)が30日、同級のパリ五輪金メダル・日下尚(三恵海運)と独ブンデスリーガに向け、羽田空港を出発した。

 屋比久はブンデスリーガは初参戦。「興行として(盛り上がっている)試合を経験するというのは日本のレスラーにとってなかなかないこと。今後に生かせる」と、3部のチームから出場を決めたという。6月に左脚を手術後、初めての実戦で「まずは試合の感覚を戻したい」と意気込んだ。

 東京五輪で自身が日本勢初の表彰台に立った77キロ級で、パリ五輪では日体大の後輩の日下が金メダルに輝いた。「尚がやってきたことは間違ってなかったし、日本人が強いというところを見せてくれたのはすごいうれしい。(拠点の日体大で)世界一のところでやってると感じられたのでまた頑張れる」と発奮。自身は昨年末の全日本選手権は82キロ級で出場したが、階級も含めた今後については「先のことは考えず、できることを一つひとつやっていきたい」と語った。

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