スノーボード三木つばき シーズンに備えて10月1日渡欧 今季の目標は「世界選手権連覇」

会見で今季の目標に世界選手権連覇を掲げた三木つばき(左、右は浜松いわた信用金庫の御室健一郎会長)

 アルペンスノーボード日本代表で、掛川市出身の三木つばき(日体大3年)=浜松いわた信用金庫=が9月30日、浜松市内で2024―25シーズンに向けた記者会見を行った。今季の目標に、世界選手権「連覇」と17戦予定されているW杯で「ベスト4進出率70%」を掲げた。

 昨季W杯2勝をマークした三木が、新シーズンに備えて10月1日に渡欧する。今季は金メダル取りを公言する26年冬季ミラノコルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンとなる節目の年。「昨季は温暖化による雪不足で、練習会場の確保が難しかった」。そんな反省から当面は、フランスの室内練習場でトレーニングし、その後、スウェーデンに拠点を移して、調整していく計画を明かした。

 2年に一度、開催される世界選手権。23年ジョージアで行われた前回大会の大回転では、日本人初Vの快挙を飾った。今季は来年2月にスイスで予定されている大会で、連覇の期待がかかる。9月には、ニュージーランドで一週間の短期合宿を行い、基礎的な練習を消化。国内では筋トレを中心に体力強化を図り、「体重は3キロ増えた」と、手応えをつかんでいる。

 24―25年シーズン初戦は、11月30日に中国で行われるW杯第1戦を予定している。昨季以上の飛躍を目指して三木が、海外で戦う準備を進めていく。

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