錦織圭、４強入りならず　世界１４位ルネにフルセットで逆転負け　一度はマッチポイント握るも

◆男子テニス　▽木下グループ・ジャパン・オープン　第５日（２９日、東京・有明コロシアム）

　　シングルス準々決勝が行われ、６年ぶりに出場で元世界ランキング４位の錦織圭（ユニクロ）が、世界ランキング１４位のホルガー・ルネ（デンマーク）に６―３、２―６、５―７で敗れた。２０２１年８月シティ・オープン以来、約３年ぶりのツアー４強入りとはならなかった。

　第１セット、錦織はいきなり３ゲームを連取。サービスゲームは相手にポイントを与えず、好スタートした。その後は両者キープが続き、錦織が６―３で先取した。

　第２セットは第１ゲーム、錦織は２度のブレイクポイントを握るも、ルネにしのがれる。互いにキープと譲らぬ展開の中、ルネが先に第６ゲームをブレイク。第８ゲームも４度のジュースの末、ルネにブレイクを許し、錦織は２―６で落とした。

　第３セットは、互いにキープし続けた第７ゲーム、ついに錦織が先にブレイクする。第９ゲームで錦織が一度はマッチポイントを握るも、決めきれず。第１０ゲームはルネに意地のブレイクを許して５―５となり、最後は第１１、１２ゲームと奪われ、２時間を超える熱戦の末、敗れた。

　錦織は今大会、１回戦で２０１４年全米オープン決勝で敗れた元世界３位のマリン・チリッチ（クロアチア）に６―４、３―６、６―３で勝利。２回戦は同２９位のジョーダン・トンプソン（オーストラリア）にストレート勝利し、６年ぶり８強入りを果たしていた。