男子800Mは落合晃が1分46秒88で優勝「絶対に世界で勝ちきりたい」…ヨギボーチャレンジ

落合晃

◆陸上 ヨギボーアスレチックチャレンジカップ 最終日(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子800メートルで日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3年)が1分46秒88で優勝した。持ち前の粘り強さで確実に勝ちきったが、ターゲットだった来年の世界選手権(東京)の参加標準記録(1分44秒50)突破はならず「常態的にはすごく良い状態で上がってきていて、1本狙ってみようっていう意気込みで今回走りましたが、そこまではいきませんでした」と冷静に振り返った。

 落合は今年6月の日本選手権を制覇すると、7月の全国高校総体(福岡)で1分44秒80の日本新記録で連覇を達成。2014年に川元奨、21年に源裕貴がマークした日本記録(1分45秒75)を約1秒、大幅に更新した。さらに8月はU20世界選手権(ペルー・リマ)で同種目日本勢初の決勝に進み銅メダルの快挙を達成した。

 それでも、落合は決して満足しない。「メダルをとれたところはすごくうれしい気持ちはありますが、それ以上に世界で勝てなかったことがすごく心残り。絶対に世界で勝ちきりたいっていう気持ちが強くなりました」。次戦は10月の国民スポーツ大会(佐賀)に出場予定。引き続き、世界選手権の参加標準記録突破を目標に強化を進めていく。

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