女子800Mは久保凛が2分1秒25で優勝 今季大活躍も「もう少し成長しないといけない」…ヨギボーチャレンジ

久保凛

◆陸上 ヨギボーアスレチックチャレンジカップ 最終日(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 女子800メートルは日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が2分1秒25で優勝した。スタート直後からレースを引っ張り続け、堂々とフィニッシュラインを越えた久保は「この前からずっと(2分)3秒台が続いていたんですけど、今回(2分)1秒台っていう部分まで行けたっていうことは自分を褒めたいです」とすがすがしい表情で話した。

 久保は6月の日本選手権(新潟)で初出場優勝を果たすと、7月に奈良で行われた記録会で1分59秒93の日本新記録を樹立。杉森美保が05年にマークした2分0秒45の日本記録を19年ぶりに更新し、日本女子で初めて2分を切った。さらに自身初の世界舞台となった8月のU20世界選手権(ペルー・リマ)では6位入賞。大活躍の今シーズンだったが「日本記録を出せたという部分で大きな成長はできましたが、まだ1本しか2分を切れていない。成長はしているんですけど、もう少し成長しないといけないシーズンでした」と冷静に振り返った。10月の国民スポーツ大会(佐賀)が同種目今季ラストレースになる予定。

 今後も最大のターゲットは来年の世界選手権(東京)の参加標準記録(1分59秒00)突破。タイムへの距離感については「自分の中でまだ少し遠いかなっていう部分はあるんですけど、できないことはないと思っているので、もう少し持久力もスピードもつけていきたい。(ペースメーカーに)引っ張ってもらった方が(タイムは)出るんですけど、自分で出せる力をつけていかないといけないと思う。人に頼っていたらダメなので、自分で走っても何本でも1分59秒を切れるようにしたい」と話した。

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