ルーキー橋木太希騎手が80戦目で初勝利「見捨てずに乗せてくださった」師匠の西園正調教師の管理馬で

初勝利を挙げた橋木太希騎手(右)と師匠の西園正都調教師(カメラ・玉木  宏征)

 ルーキー橋木太希(たいき)騎手(18)=栗東・西園正都厩舎=が、29日の中京6R・3歳以上1勝クラス(ダート1400メートル)で4番人気のシャープソーン(牝4歳、栗東・西園正都厩舎、父ファインニードル)に騎乗。先団の外を手応え良く追走し、4角で先頭に並びかけ、後続に3馬身差をつけて完勝した。デビュー80戦目でうれしい初勝利を挙げた。

 橋木騎手「ありがとうございます。西園先生にはすごいたくさん乗せてもらって、また人気馬にも乗せてもらっている中で何回も負けてしまい、本当に迷惑ばかりかけてしまっていました。ここまで見捨てずに乗せてくださって、本当に感謝しています。先生には迷惑ばかりかけてきましたが、まずはひとつ勝てたので少し恩返しできたのかなと思います。不甲斐ない競馬が多く、今年のヤングジョッキーズシリーズ(YJS)では2着ばかり(4回)で、何回も悔しい思いをしてきたので、やっと勝つことができて本当にホッとしています。(YJSトライアルラウンドで現在、JRA西日本1位に関して)馬が本当によく頑張ってくれていますが、自分の技術不足で取りこぼしたレースも多く、まだまだ努力していきたいと思います。初勝利後は、先生からは『おめでとう』という言葉をかけてもらいました。騎乗数がまだまだ少ないので、まずは1頭でも多く依頼していただけるように、活躍できるジョッキーになりたいです。同期にはすごく遅れをとってしまった中での初勝利になり、悔しい思いはしてきましたが、それでも応援し続けてくださるファンのみなさまのおかげでここまで来られたと思うので、引き続きよろしくお願いします」

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