日本バンタム級王者の増田陸が１１月２日宇津見義広と初防衛戦

◆プロボクシング　▽日本バンタム級（５３・５キロ以下）タイトルマッチ１０回戦　王者・増田陸―同級９位・宇津見義広（１１月２日、東京・後楽園ホール）

　帝拳ジムは２４日、『ＷＨＯ’ｓ　ＮＥＸＴ　ＤＹＮＡＭＩＣ　ＧＬＯＶＥ　ＯＮ　Ｕ‐ＮＥＸＴ　Ｖｏｌ．　２６』（１１月２日、東京・後楽園ホール）で、日本バンタム級王者の増田陸（帝拳）が初防衛戦を行うと発表した。挑戦者は同級９位の宇津見義広（ワタナベ）。

　増田は７月に当時、日本王者だった富施郁哉（ワタナベ）に４回ＫＯ勝ちして、タイトルを奪取していた。ＷＢＡ９位、ＩＢＦとＷＢＯが１３位、ＷＢＣ１４位と世界主要４団体で世界ランク入り。「年内に防衛戦が決まってうれしいです。初防衛してからがチャンピオンとも言われるので真価が問われる試合になると思っています。この初防衛戦をしっかりクリアして、良い内容で勝って存在感をアピールしたいです」と意気込む。「対戦相手は映像ですが何試合か見ました。ベテランで執念を感じるタフな選手という印象です。その相手を上手くさばいて、パンチをもらわずに自分の距離でしっかり倒しきってＫＯで勝ちます。完璧な勝ちを目指します」とコメントした。

　アンダーカードでは元日本バンタム級１位の池森久貴さんを父に持つ、池森天力（帝拳）がプロデビュー戦に臨む。大塚鐘平（北島）とフェザー級４回戦を行う。「帝拳ジムに初めて来たのは小学４年の頃で、初めは父の影響で来ていたのですが次第に自分の中でボクシングが楽しくなってきました。こうしてデビュー戦が決まってうれしいです、１１月２日は魅せて勝ちたいです」と所属ジムを通してコメントした。

　戦績は２７歳の増田が５勝（５ＫＯ）１敗、４０歳の宇津見が１７勝（１０ＫＯ）１１敗６分け。

　３３歳の大塚が３勝（３ＫＯ）３敗。