友風が9勝6敗で締める 「勝ち越し後、3連敗しましたが、終わりよければ全て良しの気持ちで行きました」

大奄美(右)をはたき込みで破った友風(カメラ・清水 武)

◆大相撲秋場所千秋楽(22日、東京・両国国技館)

 今年6月に独立した中村部屋の東十両11枚目・友風が、東同5枚目・大奄美(追手風)をはたき込みで破り、9勝6敗で締めた。

 「相撲的には0点ですけどね。前に出て圧力をかけて体を開いたけど、よくないはたきでした。でもケガをしないので乗り切ることができました」と話した。

 師匠の中村親方(元関脇・嘉風)から「勝ち越した後の相撲が大事」と言われ続けてきたのに、12日から3連敗。持ち味のマシンガントークも影を潜めてしまった。「3連敗したので、最後は『終わり良ければ全て良し』の気持ちで臨みました。締められて良かったです」と振り返った。

 来場所は19年に右膝を大けがした九州場所。「因縁のある場所なので、しっかりと準備して乗り込みたい」と意気込んでいた。

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