阿炎、引退の貴景勝へ感謝「僕らの世代を引っ張ってくれて、ありがとう」…相撲談議を重ねた元大関をねぎらう

阿炎(左)は琴桜に押し出しで破れる(カメラ・竹松 明季)

◆大相撲 ▽秋場所14日目(21日、東京・両国国技館)

 関脇・阿炎(錣山)は、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に押し出されて、10敗目を喫した。千秋楽向けては「最後まで諦めないで相撲を取る」と意気込んだ。

 前日の13日目は2学年下の貴景勝が引退を発表した。「僕らの世代のトップを走ってきた人。前に出る圧力の大切さを見せてもらった。引っ張ってくれてありがとう」と感謝を口にした。

 阿炎と貴景勝は22年の九州場所でともえ戦を戦い、激闘の末に阿炎が賜杯を手にした縁もある。優勝後には「おめでとう」と声を掛けられ、たびたび相撲談議を重ねてきたという。また「貴景勝の取組はとても熱いから、その後に自分が相撲を取ると、熱いように見えて『気合いが入っていたね』と周りからよく言われた」というエピソードも明かした。

ジャンルで探す