友風が４敗目　「勝ち越した後の相撲が大事。まわしを取られたらいけない相手に取られてしまった。０点ですね」

◆大相撲秋場所１２日目（１９日、東京・両国国技館）

　今年６月に独立した中村部屋の東十両１１枚目・友風が西７枚目・水戸龍（錦戸）に上手投げで敗れ、８勝４敗となった。

　「いいところがなかったですね。本当は突き放したかった。まわしを取らせたくない相手にまわしを取られてしまった。そういう意味では０点の相撲でした」と振り返った。

　師匠の中村親方（元関脇・嘉風）からは「勝ち越した後の相撲が大事なんだぞ」と言われ続けていた。その教えはしっかり頭に入っている。集中していて、気持ちも整っていただけに、悔いが残る一番となった。

　勝ち越しを決めた昨夜はラインにお祝いのコメントが多数、届いたという。「ありがたいです。場所でも土俵に上がると多くの声援をいただける。励みになります」と改めてファンの温かさを噛みしめていた。