【神戸新聞杯】キャリア3戦目のキズナ産駒がひと夏越えて大成長 中尾助手「京都新聞杯のときとは別馬」

夏を越して大きく成長したウエストナウ

◆第72回神戸新聞杯・G2(9月22日、中京・芝2200メートル、3着まで菊花賞優先出走権)

 第72回神戸新聞杯・G2(22日、中京=菊花賞トライアル、3着まで優先出走権)で、ウエストナウが3冠最終戦の切符をつかみ取る。夏を越して、著しく成長。中尾助手は「(前走の)京都新聞杯のときとは別馬です」と胸を張る。

 デビューは今年4月と遅かったが、経験馬を相手に2馬身差で快勝。次の京都新聞杯でも2着に逃げ粘ったが、1コーナー手前で外側に斜行したため、平地調教再審査を課された。そのため日本ダービーの出走は、断念せざるを得なかった。

 再審査は今月上旬、無事にクリア。この中間は角馬場でのハッキング(軽いキャンター)、プール調教を積極的に行って後肢も強化した。中尾助手は「20キロ増えていて、成長分です。走りが力強くなりました」とアピール。春はまだ精神的にも幼く、1頭では調教を行えなかったが、今はそれも解消された。

 今回でキャリア3戦目となるキズナ産駒の素質馬。「期待通りの成長です。勝ってほしいですね」と同助手。最初で最後のクラシック挑戦へ、勝負をかける。(水納 愛美)

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