大の里が元大関・御嶽海にリベンジ 無傷の8連勝で勝ち越しも「まだ1週間ある」

御嶽海(右)を押し出しで下して駆け上がるように土俵に上がる大の里。8連勝で勝ち越しを決めた(左は琴桜)(カメラ・今西 淳)

 大関昇進の期待がかかる関脇・大の里(二所ノ関)が初のストレート給金を決めた。立ち合いで平幕・御嶽海(出羽海)にもろ手で当たった。得意の右は入らなかったが左四つになると、前に出て押し出した。名古屋場所の初日で敗れており「先場所の反省を生かし、今場所はやれている。しっかり考えていった」とうなずいた。

 無傷の8連勝で単独トップを守った。全勝ターンにも「まだまだ1週間ある。しっかり頑張りたい」。大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」まであと4勝。昇進について問われると、「まだ場所が終わっていない。一日一番頑張りたい」と先を見据えた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「全勝なら別だけど大関取りは考えてないはず。気持ちは優勝じゃないかな」と期待した。

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