第2組終了時で 東海大がトップ 順大は18位と苦戦 全日本大学駅伝7枠を争う関東選考会

力走する先頭集団の選手(カメラ・岡野 将大)

◆全日本大学駅伝関東推薦校選考会(23日、相模原ギオンスタジアム)

 1万メートルのレースを各校2選手ずつ4組のレースを行い、全8選手の合計タイムの上位7校が本戦出場権を獲得する。

 第2組終了時点で、東海大がトップに浮上。2位に神奈川大が続く。

 第1組で圏外の8位だった東洋大は、第2組で網本佳悟(3年)が個人1位、宮崎優(1年)が個人4位と大健闘し、3位に浮上した。網本は「本戦を見据えてレースをしてトップ通過を狙っています」と充実した表情で話した。

 第1組で19位と大きく出遅れた順大は18位に浮上したが、依然、苦しい戦いが続く。

 2023年1月1日から、6月9日の申込み期日の前日(6月8日)まで1万メートル公認記録の8人合計タイムの上位20校が参加。留学生の出場は1人以内。第1組は午後5時30分、第2組は午後6時10分、第3組は午後6時50分、最終第4組は午後7時30分のスタート。

 例年、6月下旬に行われる選考会は高温多湿のタフなコンディションとなることも多いが、この日は、まずまずの気象条件。午後5時現在で気温23度と比較的、涼しい。ただ、湿度は約80%と高めで予断は許さない。ひとりでも途中棄権、あるいはブレーキすると、伊勢路への道は途絶える。昨年も中央学院大と芝浦工大が、記録なしに終わっている。速さより強さが求められる一戦は、今季の大学駅伝を占う注目のレースとなる。

 昨年の全日本大学駅伝で優勝した駒大をはじめ、2位の青学大、3位の国学院大、4位の中大、5位の城西大、6位の創価大、7位の大東大、8位の東京国際大の上位8校はシード校。関東からは計15校が出場する。北海道1校、東北1校、北信越1校、東海1校(皇学館大)、関西4校、中国四国1校、九州1校(鹿児島大が出場決定)の計25校と、オープン参加の日本学連選抜チーム(東海を除く全国7地区学連からの選抜)と東海学連選抜チームを含めた計27チームが本戦に臨む。

 第2組終了時点の順位は以下の通り。

 <1>東海大

 <2>神奈川大

 <3>東洋大

 <4>日体大

 <5>明大

 <6>立大

 <7>山梨学院大

 5秒51差

 <8>早大

 <9>法大

<10>帝京大

<11>中央学院大

<12>日大

<13>国士舘大

<14>専大

<15>東農大

<16>麗沢大

<17>駿河台大

<18>順大

<19>流通経大

<20>亜大

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