世陸金の北口榛花、チェコ語はほぼ独学「レストランで他のお客さんのオーダーを聞いたり…」
陸上女子やり投げで、8月の世界選手権(ブダペスト)で金メダル、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルで日本勢初優勝を果たした北口榛花(JAL)が19日、羽田空港に凱旋した。「たくさんの方々に出迎えて頂けてすごくうれしいですし、またこれからもっと実感が湧くんじゃないかなと思います」と笑顔で話した。首には世陸の金メダル、手にはDLのダイヤモンドトロフィーが輝いた。
世界選手権優勝後、海外メディアの取材も殺到。北口が流ちょうな英語やチェコ語でインタビューを受ける姿はSNSなどで話題になった。「日本語よりちょっと感情が込めやすい。英悟やチェコ語のインタビューは(完璧に)しゃべれない分、感情を乗せるように心がけています」。
チェコ語でインタビューを受けたのは、世界選手権が初めて。基礎的な部分以外は独学で学んだことも明かした。「チェコの日本大使館が主催しているチェコ語レッスンをオンラインで受けて基礎を覚えました。その後はチームメイトとコーチの会話をひたすら盗み聞きしたり、レストランでも他のお客さんのオーダーを耳をそばだてて聞いて、少しずつ会話ができるようになってきました」。地道な努力で、拠点とするチェコ国民からも愛される北口になった。
09/19 17:37
スポーツ報知