“Wみゆう”木原美悠、長崎美柚は銅メダル 中国ペアに第1G先取も逆転負け…世界卓球

準決勝でプレーする長崎美柚(左)、木原美悠組

 ◆卓球◇世界選手権個人戦 第7日(26日、南アフリカ・ダーバン)

 【ダーバン(南アフリカ)26日=林直史】女子ダブルスで18歳の木原美悠(みゆう)、20歳の長崎美柚(みゆう、ともに木下グループ)組は銅メダルを獲得した。準決勝で王芸迪、陳夢(中国)組に1―3で敗れた。

 準決勝の相手は、シングルスで21年東京五輪金メダルの陳、世界ランク3位の王組で、25日の準々決勝で“みまひな”を退けた強敵だった。そんな中、“Wみゆう”は序盤から攻めの姿勢を貫いた。好調の長崎のチキータ、木原のレシーブエースなどが決まり、第1ゲーム(G)を先取。だが、第2Gから相手が底力を見せた。1―1の第3Gは5―6から5連続失点。1―2の第4Gは粘りを見せたが、11―13で敗れた。

 20歳の長崎、18歳の木原はJOCエリートアカデミー時代からの先輩後輩で、私生活でも笑顔が絶えない仲良しコンビだ。2019年グランドファイナルでは中国ペアも破って優勝し、“ダブルみゆう”の愛称でペアとしても注目を集めた。そこから3年半。準決勝で敗れはしたが、長崎が「自分たちの憧れの舞台だった」という世界選手権で、堂々の初メダルを手にした。

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