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貴景勝、気合と意地で連敗は3でストップ! 八角理事長も「この必死さ。ちょっとだけ光が見えた」

貴景勝(奥)が豊昇龍を突き落としで下す

◆大相撲秋場所4日目(15日、東京・両国国技館)

 カド番の大関・貴景勝(常盤山)が、4日目にして初白星を挙げた。ホープの前頭筆頭・豊昇龍(立浪)を突き落とし。初日から3連敗と苦しんでいたが、ようやく初日が出た。

 名古屋場所を途中休場する要因となった首の負傷の影響もあってか、初日から持ち前の突き押しの威力は影を潜める今場所。この日も立ち合いから突っ張って前に出たが、一度は押し返された。ただ1歩も引くことなく足を動かし、まわしを取られても強引に小手に振り回す。体を開いて相手のバランスを崩すと、左で突き落とした。

 肩で息をしながら勝ち名乗りを受け、気迫全面でつかんだ白星。リモート取材では「勝ち負けで何事も判断したらだめ。負けても自分の中で納得すればいい、勝ってもアカン時はアカン。勝ったからどう、とかはないです」とあくまで冷静に振り返った。カド番という立場で黒星が並んだ3日間。「別に、いつも通りですよ」と、貴景勝らしく語った。

 この日の一番も、爆発力ある立ち合いから電車道で相手を持っていく相撲ではない。八角理事長(元横綱・北勝海)も「当たりが弱かったし、重さがない。稽古不足というか、それが出ている」と見る。ただこれまでの3日間と違い、決して引かなかった大関に「いいね。この必死さだよね。ちょっとだけ光が見えた。こういう相撲、必死に動いて勝つことが大事。我慢して相撲をとること」と巻き返しを期待した。

 ケガや体の状態が不安視される中、挙げた1勝目。「毎日準備してやっているので。勝たなきゃ意味ないけど、毎日準備することだけを考えてやっている」と自分と向き合う。「ようやく1勝」などと、余韻に浸ることはない25歳。「振り返るのは千秋楽が終わってからでいいので。明日の一番に集中していければ」と、すぐに5日目に切り替えた。

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