道端で立ち話中、通りすがりの人に怒鳴られた。強気な知人が反論を始めて…【2024年上半期BEST】
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難癖おじさんと対決
知人と道端で立ち話をしていた時のこと。自転車のおじさんが通りすがりに、「邪魔だ! 車が通れないじゃないか」と怒鳴ってきました。
私たちのいる狭い道に幹線道路から入ってきた自動車が、何度も切り返しをしながらようやく通っていった、その直後に現れたおじさん。私たちのせいで車がもたついたと思ったのでしょう。
一緒にいた知人は、こういうことになるとがぜん張り切るタイプの女性。私たちは悪くないとすぐに反論を始めました。
おじさんは押されていましたが、気持ちが収まらないのか、今度は私たちの足が他人の敷地に入っている、と別の難癖をつけだします。
通りすがりの人も何ごとかと足を止め始め、らちが明かないので、私は負けるが勝ち! とばかり「すみませんでした」と謝罪。頭を下げた効果は絶大で、おじさんは去っていきました。あっけない幕切れです。
強気の彼女に気持ちは晴れて
帰って息子に話すと、「世の中、いろんな人がいるからなあ……。でもそんな話は、あまり聞きたくない!」と。
荒れた場に母親が遭遇したのが嫌だったのでしょうか。おじさんを批判するより、私に小言を言いたい様子で、後味が悪かったです。
翌日、件の知人女性に遭遇。「昨日は大変だったね」と言うと、「ああ、あれ。あれはあっちが悪い!」。どこまでも強気の彼女に気持ちが晴れました。
08/13 12:30
婦人公論.jp