スキンケア効果が実感できない…その原因を解説。気に入ったものを「いつも以上に丁寧になじませる」ことから始めて
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普段通りのお手入れを“丁寧に”が大切
気温や湿度が高くなるとともに、スキンケア効果がイマイチ実感できない。それどころか肌のごわつきや毛穴の開きが目立つようになってきた……。そんなふうに感じている人は、お手入れを見直してみる好機かもしれません。
「皮膚は、生活環境やホルモンバランスの変化など常に過酷な状態にさらされています。ですから、調子を崩すことはよくあること。あまり心配しすぎず、普段通りのお手入れを“丁寧に”行うことが大切です。特に覚えておきたいポイントについてお伝えしましょう」と話すのは、ビューティサイエンティストの岡部美代治さんです。
まず一つ目は、ごわつきが気になっても無理に剥がすようなケアはせず、「油分でやわらかくする」を心がけること。
「年齢を重ねるとターンオーバーが遅くなるため、20代のころと比べて真皮層は薄くなる一方、角質層は厚くなりがちです。だからといって過剰なケアで角質を取りすぎてしまうのはNG。肌に負担をかけずにうるおいを残すクレンジングや洗顔料、油分を含む美容液やクリームなどでやさしくケアすれば十分です」(岡部さん。以下同)
気に入った化粧品を一つ使い切るところから始めて
次に大切なのは、お手入れの際、「いつも以上に優しく丁寧になじませる」こと。
「時間をかけてなじませるとマイルドなマッサージ効果が得られるうえ、肌内部の血行が促進されて、スキンケア効果がアップします。クリームは、足りないよりは多めにつけるのがおすすめ。肌が動くほどこすらなければ、摩擦の心配はありません」
ごわつきや毛穴に働きかける成分として、最近注目されているビタミンCやレチノール、アゼライン酸配合のアイテムを日々のケアに取り入れる場合は注意点が。
「攻めの美容アイテムを使うこともよいと思いますが、あれもこれもと手を出さず、この成分、と自分が信じたものを1つ使い切ってみましょう。化粧品は心地よさも大事。自分が納得できて、使用感が気に入ってこそ、力を発揮します。まずは試供品などで2~3日試してうるおいやツヤ、メイクのりが変わるかを確認してみてください。できたら単品よりライン使いをしたほうが、よくわかります」
心に留めておくべきは「結果を早急に求めない」こと。
「何歳になっても、肌は常に生まれ変わります。時間をかけて慈しみながらケアをする、ビューティフルエイジングを目指しましょう」
丁寧なクレンジングでメイクの汚れを毛穴に残さない
毛穴が目立たない肌づくりの基本は、毎日のメイク汚れをきれいさっぱり落とすこと。
毛穴に詰まった角栓や古い角質なども、無理なく落とせるクレンジングを活用しましょう。
「メイク汚れと違って、毛穴の汚れは一朝一夕には落とせないものもあります。その日だけ頑張るのではなく、毎日、やさしくしっかり洗い流すことを心がけて」(岡部さん。以下同)
エルダーベリーオイルとアプリコットオイルが肌をやわらかくし、パパイヤ酵素とビタミンCが角質をやさしく取り除く。
シェイクしてふき取るだけでクレンジングから、洗顔、保湿、毛穴ケアまで完了。油溶性ビタミンC配合で、なめらかでキメの整った毛穴の目立たない肌に。
高浸透ビタミンCと角質ケア成分PHAを含む温感ゲルが肌になじみ、不要な汚れや角質を一掃。キメを整えなめらかなツヤ肌へ。
蓄積した毛穴の黒ずみや角栓を酵素で分解。CICAやスクワラン配合で、瞬時につるつるのなめらかな肌へ。
濃密なジェルが摩擦レスでメイク汚れや角栓を徹底オフ。角層のラメラ構造をケアする処方で、洗うたびにうるおいをたたえる肌に。
角質を浮かせる植物オイルと、汚れを吸着するクレイをブレンド。古い角質や毛穴の汚れまで心地よくリリースする。
クリーミーでコシのある泡が不要な角質や毛穴の汚れなどをからめ取り、クリアな肌に導く。ソープディッシュ付き。
※記事内の商品価格はすべて税込です
06/25 12:30
婦人公論.jp