幅広い世代が躍動!YUSF ’24にてパルオニ、パルクールの全日本大会が開催!
横浜赤レンガ倉庫にて11月9日、10日の2日間にわたり「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’24(YUSF ’24)」が開催された。パルクール鬼ごっこ、パルクールでは、全国規模の大会を開催。またそれぞれ体験会も行われ、子供たちが競技を楽しむ姿が見られた。
パルオニ
YUSF初日、入り口近くの会場にて「パルオニ JAPAN CUP 2024」が開催。パルオニとは、キッズ用の障害物がおかれた指定エリアの中「追う側」「逃げる側」に分かれ、1対1の「20秒間の鬼ごっこ」を行う競技。障害物を利用しつつ頭を使いながら動き続けなければならない、まさに究極の鬼ごっこスポーツ。今大会ではU-9部門、U-12部門がそれぞれ行われた。
どちらのカテゴリーもトーナメント初戦から白熱した戦いが見られた。障害物をうまく利用した立ち回りや自身の特徴を生かした戦い方をしている場面が見受けられ、ただの鬼ごっこではない「パルオニ」という競技の奥深さが伝わってきた。
U-9部門ではヒズキが優勝。タフなトーナメントを戦い抜き、見事1位の座を手にした。
U-12部門決勝では互いに逃げ切りが生まれない接戦となったが、僅かなタイム差でミズキが優勝を勝ち取った。
また2日間通して体験会も開催され、子供たちがアクティブに鬼ごっこを楽しむ姿が見られた。
パルクール
10日に行われたのは「ONE FLOW BATTLE 2024」。パルクール競技のルールとして「フリースタイル」と「スピード」が主に採用されているが、本大会は10秒という制限の中で技を披露するという形式を採用。難易度の高いトリックが詰め込まれた「ワンフロー」は、10秒という短い時間ながら非常に見ごたえのあるコンテンツとなっていた。
注目のカードは、今大会のBEST BATTLEにも選ばれたトーナメント初戦の大貫海斗とRYUYAの一戦。前回大会王者の大貫海斗が先行で圧巻のパフォーマンスを見せた。一方、当日予選を勝ち上がってきたRYUYAもスタイルのあるフローを決め、TOP8初戦にして非常にレベルの高いバトルとなった。結果は2対1の僅差でRYUYAが勝利。下剋上となる展開に会場は大いに盛り上がった。
優勝を勝ち取ったのはArchie Aroyan。決勝の相手はTOMOYA。鉄棒を使ったパワフルなトリックを決めた。対してArchieのスムーズかつインパクトのあるフローを披露し、3票を獲得して勝利。全バトル通して高いクオリティのトリックとフローを決め、貫禄のあるパフォーマンスを見せた。
またOPEN部門はミノル、WOMEN部門はももかが優勝。当日予選からどちらのカテゴリーも大きな盛り上がりを見せていた。
2日間を終えて
パルオニ、パルクールそれぞれの競技の盛り上がりが見える2日間となった。昨年とは違い少し肌寒い時期の開催となったが、選手たちの熱量は去年以上に感じられた。また選手が積極的に観客へのアピール、コミュニケーションをとることで、会場に一体感が生まれていた。来年の開催でも更なる盛り上がりに期待だ。
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