ロシアでコロナ陽性判定を受けたテニス選手が入院拒否!プライベートジェットで脱出

写真は「全仏オープン」でのクエリー

ビッグサーバーとして知られるサム・クエリー(アメリカ)と家族が、大会のため滞在していたロシアで新型コロナウイルスの陽性判定を受けた後で、地元の保健局の指示に従わずにロシアを脱出したと報道された。豪ニュースサイトnine.com.auが報じている。

クエリーは「ATP500 サンクトペテルブルク」(ロシア・サンクトペテルブルク/10月12日~18日/室内ハードコート)のシングルスとダブルスに出場予定だったが、新型コロナウイルス陽性と判定されたため、どちらも棄権を余儀なくされた。


当初クエリーと、同行していた妻と8ヶ月の息子は、宿泊していた5つ星のフォーシーズンズホテルで14日間の隔離生活を送るように言われ、その時点では問題はなかった。


だがその後、クエリーは地元の保健局に呼び出され、医者にかかって明らかな症状がある場合は入院しなければならないと言われた。ごく軽い症状しかなかったクエリーは、外国で入院させられること、特に幼い息子と離れて入院しなければならない事態となることを恐れた。


そこで以前の広告の関係でプライベートジェット会社につてがあったクエリーは、プライベートジェットを使って一家でロシアを脱出。パイロットに感染させることがないよう、後方の座席に座っていたという。


一家は入国のために新型コロナ陰性の証明書を必要としない、「近隣のヨーロッパの国」に着き、その場所は伏せられている。


ATPはこのことに激怒している。「これは新型コロナ対策規則に対する重大な違反である。ATP及び地元の規則を遵守することは、安全な大会運営のために絶対的に必要なことだ。選手と関係者は、規則違反が今後の大会運営を危険にさらすことを、認識を新たにして欲しい」


「ATPは今回のことを真剣に受け止め、事実関係を調査中である」との声明が出された。


ATPが調査の上で下す判断によっては、クエリーは最大10万ドル(約1052万円)の罰金、あるいは最長3年の出場停止処分を受ける可能性がある。


※為替レートは2020年10月15日時点


(テニスデイリー編集部)


写真は「全仏オープン」でのクエリー
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

ジャンルで探す