フェデラー、手術後の沈黙を破りパンデミックに立ち向かおうとメッセージを発信

写真は2020年「全豪オープン」でのフェデラー

ロジャー・フェデラー(スイス)は膝の手術後沈黙していたが、初めて新型コロナウイルスの感染拡大についてコメントした。英Express紙が伝えている。

フェデラーはファンに、専門家の指示をしっかり守って、この恐ろしいパンデミックに立ち向かおうと呼びかけた。フェデラー自身は、現在スイスの山岳地帯にある自宅に家族とおり、2月に受けた膝の手術からのリカバリー中である。


フェデラーは6月からの芝コートのシーズンに復帰することを目標にしていたが、ATP(男子プロテニス協会)が新型コロナウイルス感染拡大状況から多くのトーナメントを中止にしているため、その予定はどうなるか不明だ。


スイスでも感染者が急増しており、アラン・ベルセ内務相は「病院は収容能力の限界に達しようとしている」と話した。


専門家の示すガイドラインに真剣に従うよう人々に勧めるために、フェデラーはInstagramに投稿。「僕もどこにも行かずに自宅にこもっているよ。そして、ここしばらく誰とも握手をしていない。もちろん、手も頻繁に洗っている」


「そして今こそ、お互いを助け合うことがこれまで以上に重要な時だと思う。特に、今最も感染リスクの高い高齢の人々を助けたいからだ。僕らがお互いの距離を2メートル以上あけて、握手もしないことが、彼らを守ることになる」


「それらのルールを守ることは、本当に重要なことなんだ。本当に、本当に真剣に守って欲しい。いつかそのうち全員が隔離されて、家を絶対に出てはいけないことになってしまうかもしれない。だから今、皆がルールを守ってくれることを心から願っている」


まだフェデラーは、フランステニス連盟が「全仏オープン」をフェデラーが主催する「レーバー・カップ」と同じ日程に変更したことについては、コメントしていない。ラファエル・ナダル(スペイン)が「レーバー・カップ」出場を取りやめて「全仏オープン」に出場することは確実だろう。彼は、記録更新となる13回目の優勝を狙っているのだ。


スイスの「フェドカップ」監督であるハインツ・ギュンタードは、この問題ではフェデラーに勝ち目はないと考えている。「テニスファンとして、どちらかを選べるとしたら、“レーバー・カップ”か “全仏オープン”の、どちらに行きますか? “全仏オープン”では各128人の男女プロテニス選手が本戦で戦う。それにプラスして予選とダブルスも行われる。“レーバー・カップ”に出場するのは10人そこそこ」


「ATPは選手の組織だ、選手の利益を考えて動かざるを得ない。特にランキングの低い選手たちは今“全仏オープン”で稼ぐ賞金を頼りにしているんだ」と語った。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全豪オープン」でのフェデラー
(Photo by TPN/Getty Images)

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