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進撃の平幕!明生が自己新初日から5連勝 大栄翔、明瀬山とともに全勝キープ

 寄り切りで徳勝龍(右)を破る明生

 寄り切りで徳勝龍(右)を破る明生 (C)デイリースポーツ

 「大相撲初場所・5日目」(14日、両国国技館)

 平幕明生が徳勝龍を寄り切って自己新の初日から5連勝で首位タイをキープした。2020年12月、所属の立浪部屋(茨城県つくばみらい市)で新型コロナウイルス集団感染が発生したがトレーニング漬けで肉体を強化。相撲を取れる感謝の気持ちを胸に初優勝へ進撃する。大栄翔、明瀬山とともに平幕3人が全勝を守りトップで並ぶ。

 明生が動き回って腰の重い192キロ徳勝龍を仕留めた。左下手で投げて崩して最後は右前ミツを取って出足一気。自己新5連勝に「いつもと変わらず土俵に上がってます」と、力強くうなずいた。

 コロナを言い訳にはしない。20年12月、立浪部屋で幕内天空海らの感染が判明し、力士計10人のクラスター発生となった。自身は陰性だったが、1週間も自宅で隔離された。

 自宅で1人、筋トレして食事する日々も決して気持ちは折れなかった。その後、部屋でも全体稽古は2週間以上も自粛。部屋のトレーニング室で黙々と鍛えた。実戦稽古はできずとも連日、弟弟子の豊昇龍と一緒に稽古場で四股、すり足を2時間も繰り返した。

 20年から契約する個人トレーナーには動画を送り助言をもらった。「やれることは限られたけど逆にやれることだけやれば大丈夫。(鍛えた箇所は)全部です」と胸を張った。

 1年前、初場所は左上腕部の筋断裂で途中休場。そして今回のコロナ禍。「去年は土俵に上がれなかった。相撲が取れるありがたさ」と感謝を込める。自粛中は部屋のみんなで連絡を取り合い励まし合った。「悪化せずにみんな戻って来た。それが良かった」。部屋のみんなと一緒に戦うことが喜びだ。

 まずノルマは初の三賞。師匠の立浪親方(元小結旭豊)が2回(殊勲1回、敢闘1回)取っており「親方より多く取りたい」と、師匠超えをもくろむ。

 21年の目標は最高位前頭2枚目を更新し、「さらにその上、三役。三役以上」とどん欲。平幕3人が全勝首位の大混戦、明生に初賜杯チャンスは十分ある。

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