石川佳純「大きな自信」世界1位中国選手撃破で“バージョンUP”手応え

オーストラリア・オープンから帰国した石川佳純

 3度目の五輪出場に向けた“バージョンアップ”に手応えを得た。卓球女子で世界ランク6位の石川佳純(26)=全農=が14日、ツアー大会2戦を終えてオーストラリアから成田空港に帰国。直近のオーストラリア・オープンでは世界ランク1位の陳夢(中国)に初勝利して4強入りし「すごくうれしかったし、本当に大きな自信になった」と胸を張った。
 石川はツアー大会ではコンスタントに上位に入るものの、世界ランク上位の中国トップ選手には勝ち切れないことが最大の課題だった。それだけに、世界選手権銀メダリストの陳夢にフルゲームの4−3で競り勝った今回の1勝は「大きな一歩になった」と今季後半戦へのターニングポイントになった様子。来年1月発表の世界ランクで日本勢上位2枠に与えられる五輪切符を獲得する上でも、五輪本番でメダルを獲得するためにも打倒中国は至上命題だが、「(陳夢は)ずっと(ツアーで)優勝している選手なので、まさか勝てるとは正直思ってなかった。五輪にも出てくるような選手なので、勝てたのはうれしい」と大きな手応えを得た。
 出発前には「バージョンアップしていくつもりでやる」と宣言していたが、それを結実させた格好だ。6月の荻村杯ジャパン・オープン後はTリーグで所属する木下グループ監督の邱建新コーチに師事。韓国オープンとオーストラリア・オープンでは初めてベンチにも入ってもらい、アドバイスを仰いだ。
 早速結果に結びつけた石川は「邱さんの練習内容を信じてやってきて、身になってよかった」と成長を実感した様子。ただ、中国トップ選手も日進月歩で進化しており、さらなる対策を練ってくるのは必至で、「自分もそのスピードに負けないように、どんどんバージョンアップしないといけない」と、進化形を提示し続けることを誓った。

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