【5・6決戦】井上尚弥vsネリは何ラウンドで決着か ブックメーカーの「オッズ」が異常値に

井上尚弥

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が5月6日、元世界2階級王者ルイス・ネリ(メキシコ)といよいよ対決する。戦績は井上が26勝(23KO)、ネリが35勝(27KO)1敗でほぼ互角といえるが、これまで異次元の強さを発揮してきた井上だけに、ファンはすでに勝利を確信しているようだ。

 ブックメーカーでは予想オッズが発表されており、井上1.06~1.08倍、ネリ8.00~8.25倍、ドロー23~26倍となっており、井上の勝利が圧倒的だ。中でも注目すべきは「ラウンドベット」だ。通常は勝負が決まりやすい7~9ラウンドのオッズが低くなるのだが、今回の決戦では、第1ラウンドで井上がKO勝利すると予想するファンがかなり多いのだ。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」では、元世界王者の3人が防衛戦の行方を占い、それぞれ7、6、8ラウンドといずれも中盤以降のKO勝利で意見が一致。しかし渡嘉敷氏は、試合展開の中で井上のカウンターが決まれば「3ラウンド」と序盤KOの可能性を指摘している。

 スポーツ誌記者が語る。

「実は今回、井上陣営が重要視しているのが、第1ラウンドなんです。サウスポーのネリは攻撃型の選手で、とにかく手数が多い。相手の隙を井上の天性の勝負勘で迎え撃てば、一気に勝負が決まる可能性もある。とにかく第1ラウンドは絶対に目が離せません」

 井上はプロ全26戦中、1ラウンド勝ちが3試合、2ラウンド勝ちが4試合、3ラウンド勝ちが4試合あり、約4割の試合が序盤に決着がついている。

 もしかしたら衝撃的な「1ラウンドKO」が見られるかもしれない。

ケン高田

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