1軍昇格を見送ったDeNA筒香嘉智に「サビついたスタミナ面の不安」

筒香嘉智

 5年ぶりに古巣のDeNAに復帰した筒香嘉智のお披露目は、もうしばらく先になりそうだ。

 筒香の1軍昇格については、早ければ“4月26日の巨人戦”とも伝えられていたが、「体のキレで言うとまだまだ」と、筒香自身がそれを否定した。

 2軍では4月20日から実戦復帰しているが、ここまで25日終了時点で3試合に出場し8打数2安打。最初の2試合はDHで出場しており、守備についた25日の日本ハム戦では途中交代している。そのため筒香自身の言う「体もキレ」に加え、攻守で試合をこなすスタミナ面でも疑問視する声が出始めている。

「当然ながらセ・リーグはDH制は採用していないので、主軸を期待される筒香は守備についてのフル出場が求められる。しかし近年の筒香は試合に出る機会に恵まれなかったので、実戦感覚と体力面の双方を取り戻さなければ1軍昇格はムリ」(ベテラン記者)

 関係者や周囲の話を総合すると、球団は筒香を早く1軍に上げたいと思っている一方で、筒香自身が待ったをかけている様子。“まだまだ”の状態であることは本人が一番わかっているのだろう。ただ、サビついてしまっていたスタミナ面がそう簡単に元に戻るかどうかは大いに疑問だ。

飯山満/スポーツライター)

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