鹿実の井上投手に、中日が育成指名あいさつ　「プロの実感湧いた」

　今年のプロ野球ドラフト会議で、中日から育成2位指名を受けた鹿児島実の井上剣也投手（17）が18日、鹿児島市五ケ別府町の同校で球団スカウトから指名のあいさつを受けた。井上投手は「プロになるという実感が湧いてきた。チームに貢献できるよう頑張りたい」と意気込んだ。

　井上投手は鹿児島市出身。身長178センチ、体重80キロ。150キロを超える速球が持ち味で、今春の九州大会では4強入り。甲子園出場はかなわなかったが、今夏の鹿児島大会ではベスト8まで勝ち進んだ。

　同校を訪れた三瀬幸司スカウトは「ストレートはプロの選手と比べても遜色ない。将来が楽しみ」と期待を寄せた。

　井上投手は「将来は山本由伸投手（ドジャース）のような球界を代表する投手になりたい」と語った。（井潟克弘）